この間
テレビをみていたら
「なんで女はケータイをみたがるの?」
とかって話が取り上げられてました。
まぁ芸人と女性がそれを中心にトークを盛り上げておりましたが、僕に言わせてもらえばそんなもん男だとか女だとか関係ない!なんか見ちゃいたいんだよね、わかりますよ。
なんつーか…見ちゃいけないっていう禁忌が欲望を駆り立てるんですよ。
ただそれは抑えるべき欲望だと思いますよ?何よりも相手に失礼なわけだし。
そんな教訓を体感したあるお話があります。
これは僕が中学生時代の頃の話なんですが、僕は水泳部に所属していたんですよ。
というのも、先輩が三年しかいない!先生が適当!とかいうもはや部活として成り立ってんのかわからない状態がとても自由で魅力的に見えたからで、即入部を希望したんです。
だって三年生って夏で引退なんですよ?そしたらすぐに一年生だけの
パラダイスになるじゃないですか!
まぁ、実際理想と現実は違いまして、適当そうに見えた顧問が実は地元では名の知れた鬼
コーチだったり、休学中だった二年生の先輩が帰ってきたりと、ボロボロと
ユートピアは崩れさっていったんですけどね、それはまた別の話。
そんな苦節の一年を乗り越えて僕らが二年生になったとき、その鬼顧問が異動になったんです。
女生徒との
恋愛が発覚したからなのかなんなのかは知らんのですが、こっちとしてはある意味ほっとしたりしたわけで、ともかく顧問が変わることになったんです。
うちの学校では学年はじめの始業式で新しいクラスと同時に顧問なんかを発表するしきたりになっていました。
んで始業式。次の顧問は誰なんだろう…まぁ前顧問よりもひどいなんてことはないだろうな!
なんて一人で楽観していたところ。
「水泳部顧問は、体育科教師里崎先生(仮)」
ゲゲェェ!?里崎〜(仮)!?
里崎(仮)っていったら泣く子も黙るパンチパーマオヤジじゃな〜い!
見た目こそカバみたいだけど、体育教師なだけあって迫力は圧巻。あんなもんが顧問になんてなったら俺の髪型までパンチになっちまうぜ!
とかもう震え上がっていました。
まぁ練習はというと、水泳の専門家というわけでも無かったので楽だったのですが、四六時中看守に見張られる囚人のような気分でした。
何よりも面倒だったのが陸トレの日。
「陸は俺のフィールドだぜ」
と言わんばかりに僕らをしごいてくれましたよ。
そんな里崎に僕ら部員は敬意を表して「カバ」や「パンチ」などと呼んでおりました。
そんなあるとき。たまたま陸トレだったのですが、放送によってパンチが呼び出された日があったのです。
「俺のケータイは置いていくからなんかあったら学校の職員室に電話しろよ!」
と言い残して走っていきました。
残されたのは部員とパンチのケータイ。
なんでなんでしょうかね?他人のケータイをみたいと思うのは…
パンチのケータイに
鉄腕アトムのデコレーションが施されていたからかな?
まぁそんなこんなで緊急ケータイ
チェック!
メールフォルダには当たり前のように
ロックがかかっていました。
その他データフォルダにもめぼしいものはなく、履歴もすべて消されていました。
「なんだかつまんないな…」
などと半ば諦めかけていたとき、僕たちは衝撃を目の当たりにしました。
「こ、これは…!」
それは電話帳でした。
しかしただの電話帳ではありません。
一見すると普通の電話帳なんです。
僕ら部員の名前や、同僚の先生の名前、家族と思わしき名前などが羅列されているのです。
が、よくよくみてみると
「まみちゃん」
「ゆかりちゃん」
あきらかにその他の人と扱いの違う人がチラホラ。
「キャバ嬢とかかな…」
「いや…どーだろ…」
なんかいつも厳しい面を見せられていただけに、若干みんなのテンションも下がり目になっていました。
しかし、そんなものは序章に過ぎなかった!
次の瞬間僕らの目に飛び込んできたのはそんなレベルじゃなかった!
「織田信長」
「豊臣秀吉」
安土桃山戦国武将!?
若かった僕らは、それが何の隠語になっているのか聞くことすらできずに、ただただ罪悪感にかられ、黙り込むことしかできなかった。
パンチが笑顔で走ってきたときも、顔を背けることしかできませんでした。
いや、人のケータイはむやみにのぞいちゃいけないよ…
posted by snowman at 16:53|
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